今回は熱中症についてお話しします。6月初めなのに時期尚早な話だと思われる方も多いかもしれませんが、熱中症で救急搬送される人は、気温の最も高い8月よりも7月や梅雨の間で急に晴れたときが多いという統計があります。それは、まだ暑さに体が慣れておらず、水分補給などの習慣もまだ体に染み付いていないということが原因です。
また、地球温暖化で平均気温の上昇もこれに拍車を掛けています。以前は気温が30度を超える「真夏日」はごくわずかでしたが、最近は35度以上の「猛暑日」も多くなっています。ただ、6月や7月に発生する熱中症は、気温があまり高くなくても発症することがあり注意が必要です。
少しでもふらつきや目まいを感じたら無理をせず、水分の補給や、涼しい所での休息が必要です。また、普段から少しずつ汗をかいたり、暑さにも慣れるようにすれば熱中症に対する抵抗力が付きます。頑張って夏を乗り切りましょう。