時々患者さんから質問を受けます。「年を取って運動もようせんき、食べるだけで筋肉のつくもんはないろうか?」
筋肉は人間の骨格、関節をサポートするもので、筋力低下が起きると、関節は悪くなっていないのに痛みが出る場合があります。ただ、何もしないで食べたり飲んだりするだけでは、筋力アップにはつながりません。筋量、筋力は筋肉がトレーニングなどで破壊され、その部分を修復することによってもたらされるものです。
従って筋トレ後に、タンパク質(アミノ酸)、適量な糖質、ビタミンなどを取れば筋肥大が加速し、筋肉がつくようになります。「けんど年やき、筋トレしても筋肉はつかんろう?」という思いもあるかもしれませんが、高齢になってからでも筋トレをすれば、確実に筋量、筋力はアップするという研究報告があります。まずは運動を、その後筋力がアップするサプリメントなどを取るというのが正しい方法です。